FIREの最短ルートは入金力だった。貯蓄率でリタイア年数がどれだけ変わるか計算してみた

投資を始めたばかりの頃の僕は、「どの銘柄が一番増えるか」ばかり調べていました。でもFIRE界隈の情報を読み漁るうちに、達成時期を決める最大の変数は利回りじゃなくて**貯蓄率(手取りのうち投資に回す割合)**だと知って、考えが変わりました。

貯蓄率とリタイアまでの年数

貯蓄率が高いと「投資に回せる額が増える」のはすぐわかるんですが、もうひとつ効果があるんですよね。生活費が少ない=必要資産も少なくて済む。つまり二重に効く。

資産ゼロから、年利5%運用、25倍の法則で計算した目安がこちらです。

貯蓄率 リタイアまでの年数(目安)
10% 約51年
20% 約37年
30% 約28年
40% 約22年
50% 約17年
60% 約12.5年

※米国のFIREコミュニティで有名な試算(いわゆる「Shockingly Simple Math」)に基づく概算。税金は考慮していません。

初めてこの表を見たとき、軽く衝撃でした。貯蓄率を20%から40%に上げると、リタイアが約15年早まる。利回りを頑張って1%改善するより、はるかにインパクトが大きいんです。銘柄選びに悩む時間があったら家計簿を見ろ、ということですね……。

入金力を上げるために僕がやっていること

1. 固定費から手をつける

住居費・通信費・保険・サブスク。固定費は一度見直せば効果がずっと続くので、コスパが最高でした。特に住居費は家計最大の支出なので、ここを動かせると貯蓄率が一気に変わります。僕はまず格安SIMと保険の整理から始めました。

2. 収入を増やす(節約には限界がある)

節約で削れる額には底がありますが、収入増には上限がありません。昇進・転職・副業はそのまま貯蓄率に直結します。副業は収入源としてだけでなく、将来のサイドFIREの足がかりにもなるので、一石二鳥だと思っています。

3. 収入が増えても生活水準を上げない

これが一番地味で一番難しいやつです。収入が増えたときに支出も増やしたら、貯蓄率は変わりません。僕は「昇給分は原則そのまま積立額に上乗せ」とルール化しました。ルールにしてしまえば意思の力が要らないので。

ただし、削りすぎには注意

一方で、極端な節約で今の生活の満足度を犠牲にしすぎると、多分続きません。FIREは数十年の長期戦なので、続けられない計画は最短ルートじゃないんですよね。僕も一度カツカツの予算を組んで2ヶ月で挫折しました。続けられる貯蓄率を見つけるのが、結局いちばん速いというのが今の結論です。

まとめ

  • FIRE達成時期を決める最大の変数は貯蓄率(利回りではなかった)
  • 貯蓄率には「投資額が増える」「必要資産が減る」の二重効果がある
  • 固定費→収入増→生活水準の維持、の順で取り組むのが定石っぽい

積み立てたお金の行き先はS&P500積立のシミュレーション記事、非課税枠の使い方は新NISAの記事にまとめています。

※本記事は僕の家計改善の記録と調べたことの整理であり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。