S&P500の積立だけでFIREできるのか、シミュレーションしてみた

FIREを目指す人の発信を見ていると、ほとんどの人がS&P500や全米株式のインデックスファンド積立をやっています。僕も最初は「みんな同じでつまらないな」と思ったんですが、調べてみると定番になるだけの理由がありました。あわせて「実際、毎月いくら積み立てればFIREに届くのか」も計算してみたので、その記録です。

なぜみんなインデックス投資なのか

  • 分散: S&P500を買うだけで米国の主要500社に分散される。銘柄選びのセンスが要らない
  • 低コスト: 信託報酬は年0.1%前後。長期だと手数料の差が複利でじわじわ効いてくる
  • 再現性: 特別なスキル不要で、「積立を続けること」自体が戦略になる
  • 過去の実績: S&P500の長期リターンは配当込みで年平均7〜10%程度だったと言われています(期間の取り方で変わります)

僕に刺さったのは「再現性」です。個別株で勝ち続ける自信はないですが、毎月積み立てることなら僕にもできる。FIREみたいな長期戦では、これが一番大事な気がします。

ただし、過去のリターンが将来も続く保証はどこにもなくて、途中には数年単位の下落局面が何度もあった、という点は覚悟しておく必要があります。

毎月いくら×何年でどこまで行けるか

年利5%(あえて保守的な想定)で複利計算した結果がこちらです。

毎月の積立額 15年後 20年後 25年後
5万円 約1,340万円 約2,060万円 約2,980万円
10万円 約2,670万円 約4,110万円 約5,950万円
15万円 約4,010万円 約6,170万円 約8,930万円
20万円 約5,350万円 約8,220万円 約1億1,900万円

※年利5%・毎月末積立の複利計算による概算値。税金・手数料は考慮していません。

必要資産9,000万円を目指すなら「月15万円×25年」か「月20万円×20年」あたりが目安になる、という読み方をします。この表を最初に作ったとき、「月5万円だと25年でも3,000万円か……」と入金力の重要さを痛感しました(この話は入金力の記事で掘り下げてます)。

計算してみて気をつけようと思ったこと

  • 利回りは幅で考える: 年4%・5%・7%の3パターンで計算して、悲観シナリオでも破綻しない計画にする
  • 序盤はリターンより入金力: 運用初期は利回りの差なんて誤差レベルで、毎月いくら入れられるかがほぼすべてでした
  • 下落局面で続けられるか: 資産が数十%減る局面は歴史的に何度も来ています。僕は自動積立にして「考えない仕組み」で乗り切るつもりです
  • 為替: 円建ての評価額は為替で上下します。円高が来たら評価額が減るのは織り込んでおく

NISAと組み合わせる

日本でやるなら、新NISAの非課税枠(生涯1,800万円)をインデックス積立に使うのが定石みたいです。課税口座より手取りが確実に良くなるので。詳しくは新NISAで米国株に投資する方法に書きました。

日々の値動きは最新市況で毎朝メモしています。値動きを眺めつつ、積立は淡々と。それが今の僕の戦略です。

※本記事は僕が計算してみた記録であり、特定の商品の購入を勧めるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。