FIRE後の健康保険と年金はどうなる?退職後の社会保険を調べてみた

米国株でFIREを目指す僕にとって、資産形成は日々の大きなテーマです。S&P500を中心としたインデックス積立は着実に進めているつもりですが、最近ふと「FIREした後の生活って、具体的にどうなるんだろう?」と考える機会がありました。特に気になったのが、会社員時代には当たり前のように享受していた健康保険や年金といった社会保険のこと。

会社に勤めている間は、給与から自動的に天引きされ、あまり意識することなく過ごしていました。でも、いざ会社を辞めてFIRE生活に入ったら、これらの社会保険はどうなるんだろう?自分で手続きをして、保険料も全額自己負担になるのか?そんな素朴な疑問が湧いてきて、少し調べてみることにしたんです。

会社員時代の社会保険を改めて考えてみる

僕たち会社員が加入している社会保険は、主に健康保険と厚生年金です。毎月の給与明細を見ると、結構な金額が引かれているな、と感じる人も多いでしょう。でも、実はこの保険料、会社が半分負担してくれているって知っていましたか?

健康保険は病気やケガをしたときに医療費の自己負担が3割で済むように、厚生年金は老後の生活を支えるための制度です。会社が半分負担してくれるというのは、本当にありがたいことですよね。僕も改めてこの事実を認識して、「会社員って、そういう意味でも守られているんだな」と実感しました。

しかし、FIREして会社を辞めると、この「会社が半分負担してくれる」という恩恵はなくなってしまいます。退職後の社会保険は、自分で選択し、自分で全額を負担していくことになるんです。

退職後の社会保険の基本:国民健康保険と国民年金

会社を退職すると、原則として社会保険は「国民健康保険」と「国民年金」に切り替わります。

国民健康保険は、住んでいる市区町村が運営する健康保険です。保険料は、前年の所得や世帯の状況によって計算されます。所得が多ければ多いほど保険料も高くなる仕組みです。僕も調べてみて、会社員時代の給与水準だと、意外と負担が大きいんだなと実感しました。FIREして所得が減れば保険料も下がる可能性はありますが、最初の年は退職前の所得で計算されるので、注意が必要です。

一方、国民年金は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入する年金制度です。保険料は全国一律の定額で、毎年見直しがあります。会社員時代の厚生年金と比べると、受け取れる年金額は少なくなりますが、老後の最低限の生活を支える大切な制度です。

FIRE後の生活を考える上で、この国民健康保険料と国民年金保険料がいくらになるのか、事前に把握しておくことは非常に重要です。資産形成の計画を立てる際にも、これらの支出をしっかり織り込んでおく必要がありますね。僕がFIREに必要な資産を計算する時も、こうした固定費を考慮に入れるようにしています。 FIREに必要な資産の記事

もう一つの選択肢:健康保険の任意継続

健康保険には、退職後も会社員時代の健康保険を継続できる「任意継続」という選択肢もあります。これは、退職日までに健康保険の加入期間が2ヶ月以上あれば、最長2年間、同じ健康保険組合に加入し続けられる制度です。

任意継続の場合、保険料は全額自己負担になりますが、会社員時代の保険料と同額(または上限額)になることが多いです。国民健康保険料は前年の所得によって大きく変動するため、退職直後の所得が高い場合は、任意継続の方が保険料が安くなるケースもあります。

どちらが得かは、住んでいる自治体の国民健康保険料の計算方法や、退職前の給与水準によって変わってきます。僕もどちらが良いかシミュレーションしてみましたが、自分の場合は一概にどちらがお得とは言えず、退職時の状況で判断が必要だと感じました。

バリスタFIREなら社会保険を確保できる?

完全に会社を辞めてしまうと、国民健康保険と国民年金が基本になりますが、FIREの形によっては、会社員時代の社会保険に近い形で加入し続けられる可能性もあります。それが「バリスタFIRE」という選択肢です。

バリスタFIREとは、完全に仕事を辞めるのではなく、生活費の一部を稼ぐためにパートタイムなどで働き続けるFIREの形です。もし、このパートタイムの仕事で一定の条件を満たせば、再び勤務先の健康保険や厚生年金に加入できる可能性があります。

具体的には、週の所定労働時間や月の所定労働日数が正社員の4分の3以上であること、あるいは従業員数101人以上の企業で週20時間以上働き、月額賃金8.8万円以上などの条件を満たすことで、社会保険の加入対象となります。

会社負担の恩恵を再び受けられるのは、大きなメリットですよね。特に厚生年金に加入できるのは、老後の年金額を増やす上でも非常に心強いです。僕もバリスタFIREを検討する中で、社会保険の面でのメリットは大きいと感じています。 サイドFIRE・バリスタFIREの記事

まとめ

FIRE後の健康保険と年金について調べてみて、僕が感じたことをまとめます。

  • 会社員時代は会社が半分負担してくれていた社会保険料が、FIRE後は全額自己負担になることを改めて認識しておくべき。
  • 退職後は原則として国民健康保険と国民年金に切り替わる。国民健康保険料は前年の所得によって決まるため、退職直後は意外と高額になる可能性がある。
  • 健康保険には「任意継続」という選択肢もあり、国民健康保険とどちらが得か、自分の状況に合わせて比較検討することが重要。
  • バリスタFIREのように働き続ける選択肢を選べば、再び会社の社会保険(健康保険・厚生年金)に加入できる可能性があり、社会保険料の負担軽減や老後の年金増額につながる。

FIRE後の生活設計は、資産形成だけでなく、こうした社会保険のことも含めてトータルで考える必要があると痛感しました。制度の詳細は変更される可能性もあるので、最終的にはご自身で市区町村の窓口や年金事務所、健康保険組合の公式情報を確認するようにしてくださいね。

※このブログは僕が調べたこと・考えたことの記録で、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。