S&P500とオルカンどっちを選ぶ?米国集中と全世界分散を比べてみた

FIREを目指して資産形成に取り組む僕にとって、投資先を選ぶのは常に頭を悩ませるテーマの一つです。特に、S&P500とオルカン(全世界株式インデックスファンド)は、インデックス投資の二大巨頭と言ってもいい存在ですよね。どちらも低コストで分散が効いている優良ファンドとして知られていますが、「結局、どっちを選べばいいんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

僕自身も、S&P500を中心に投資を進めているものの、オルカンの「全世界に分散」という安心感にも惹かれることがあります。そこで今回は、S&P500とオルカン、それぞれの特徴や考え方を改めて比較し、僕なりにどんな結論に至ったのかをまとめてみました。

S&P500を選ぶ理由と集中投資のリスク

まずは、僕が現在メインで投資しているS&P500について考えてみましょう。S&P500は、アメリカの主要企業500社に分散投資する指数です。これを選ぶ大きな理由は、やはりアメリカ経済の力強さと、過去の実績にあります。

アメリカは、GAFAMに代表されるような革新的な企業を次々と生み出し、世界の経済を牽引してきました。人口増加も続いており、今後もその成長が期待されるという見方があります。S&P500に投資することは、このアメリカ経済の成長に丸ごと乗っかることを意味します。過去のデータを見ると、長期的に見れば年平均7%前後のリターンが期待できるとされており、FIREを目指す上で非常に魅力的な数字です。

もちろん、S&P500への集中投資にはリスクも伴います。もしアメリカ経済が長期的に停滞したり、大きな危機に見舞われたりすれば、僕の資産も大きな影響を受けることになります。これは、特定の国や地域に投資を集中させることの宿命とも言えるでしょう。

僕がS&P500を選んでいるのは、この集中リスクを理解した上で、それでもアメリカ経済の成長力と、投資のシンプルさを重視しているからです。あれこれ考えずに、一つの指数に積み立てを続ける方が、僕にとっては継続しやすいという側面もあります。S&P500の積立シミュレーションについては、以前こちらの記事でも詳しく解説していますので、興味があれば見てみてくださいね。→ S&P500積立シミュレーションの記事

オルカンを選ぶ理由と「実態」

次に、全世界株式インデックスファンド、通称「オルカン」について考えてみましょう。オルカンは、文字通り全世界の株式に分散投資する指数で、日本を含む先進国や新興国の株式を幅広くカバーしています。

オルカンを選ぶ最大のメリットは、やはり「どこが伸びても拾える」という安心感ではないでしょうか。もしアメリカ経済の成長が鈍化したとしても、他の国や地域が成長すれば、その恩恵を受けられる可能性があります。特定の国に依存しない、究極の分散投資と言えるかもしれません。

しかし、オルカンの実態を詳しく見てみると、少し面白いことが分かります。オルカンの構成比率を見ると、実はアメリカ株が全体の6割前後を占めていることが多いんです。つまり、オルカンに投資していても、そのパフォーマンスはアメリカ経済の動向に大きく左右されるという側面があるわけです。

僕がこの事実を知った時、「あれ?S&P500とオルカンって、思っていたより似ている部分が多いのかも?」と少し意外に感じました。もちろん、残りの4割はアメリカ以外の国々に分散されているので、S&P500とは異なるリスク分散効果があるのは間違いありません。でも、もしアメリカが大きく落ち込めば、オルカンも無傷ではいられないということですね。

期待リターンと「続けられること」の重要性

S&P500とオルカン、どちらも低コストで長期的な資産形成に適したインデックスファンドであることは間違いありません。期待リターンについても、過去のデータを見る限り、長期で積立を続ければ、そこまで大きな差が出ない可能性も指摘されています。

結局のところ、どちらを選ぶかは、個人のリスク許容度や投資に対する考え方によるところが大きいと思います。

  • S&P500: アメリカ経済の成長を信じ、集中投資のリスクを受け入れられる人向け。シンプルさを追求したい人にも良い選択肢かもしれません。
  • オルカン: 特定の国に依存するリスクを避け、より広範な分散を求める人向け。精神的な安心感を重視する人にも向いているでしょう。

僕の小さな実感としては、オルカンも米国比率が高いことを知ってから、S&P500への投資に対する迷いが少し減りました。もちろん、オルカンの分散効果は魅力的ですが、S&P500も500社に分散されているわけで、十分な分散効果があると考えています。

どちらを選ぶにしても、新NISAなどの非課税制度を最大限に活用し、低コストのインデックスファンドで長期・積立を続けることが、FIRE達成への近道だと僕は考えています。新NISAで米国株に投資する際の基本的な考え方は、こちらの記事でまとめています。→ 新NISAで米国株に投資する記事

まとめ

S&P500とオルカン、どちらを選ぶべきかという問いに、明確な「正解」はありません。どちらもFIREを目指す僕たちにとって、非常に優れた投資先であることは共通しています。

  • S&P500は、アメリカ経済の成長力に期待し、シンプルに投資したい人向け。集中リスクは理解しておく必要があります。
  • オルカンは、全世界への分散による安心感を重視する人向け。ただし、その実態は米国比率が6割前後と高く、米国経済の影響を強く受ける側面もあります。
  • どちらを選んでも、低コストで長期・積立投資を続けることが最も重要です。
  • 最終的には、自分が「これなら続けられる!」と思える方を選ぶのが、FIREへの道を着実に歩むための秘訣だと僕は思います。

僕もこれからも、自分の投資方針を定期的に見直しつつ、FIREという目標に向かってコツコツと積立を続けていきたいと思います。

※このブログは僕が調べたこと・考えたことの記録で、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。