米国株へのS&P500積立でFIREを目指している僕ですが、最近ふと「FIRE後の生活って、具体的にどうなるんだろう?」と考える時間が増えました。資産形成はもちろん大事なんですが、いざ会社を辞めた後の生活を想像すると、漠然とした不安が頭をよぎることがあります。
その中でも特に気になったのが、「健康保険と年金って、どうなるんだろう?」という疑問でした。会社員として働いている間は、給与から自動的に天引きされているので、正直あまり意識していませんでした。でも、FIREして会社を辞めたら、この社会保険がどうなるのか、自分でどう手続きするのか、そしてどれくらいの負担になるのか、全く想像がつきません。
資産形成は順調に進んでいても、いざという時の医療費や老後の生活を支える年金がどうなるかを知らないのは、ちょっと心許ないですよね。これはちゃんと調べて、FIRE計画に組み込まないとまずいぞ、と思い立ち、今回調べてみたことをまとめてみました。
会社員時代の社会保険、実は恵まれていた?
僕たち会社員が毎月給与から天引きされている健康保険料と厚生年金保険料。これって、実は会社が半分負担してくれているって知っていましたか?僕は給与明細を見て「結構引かれてるなー」くらいにしか思っていませんでしたが、この「会社負担」のありがたみを、FIREを意識し始めて初めて実感しました。
例えば、健康保険料も年金保険料も、僕たちが支払っている額と同じ額を会社が負担してくれているわけです。つまり、もし会社が負担してくれなかったら、僕たちは今の倍の保険料を自分で払わなければならないということ。これって、めちゃくちゃ大きいですよね。
FIREして会社を辞めるということは、この会社の負担がなくなるということ。つまり、これまで会社が半分出してくれていた分も、全部自分で支払うことになるわけです。この事実を知った時、「うわ、これはFIRE後の生活費の計算にしっかり組み込まないと大変なことになるぞ」と、改めて身が引き締まる思いでした。
FIRE後の選択肢:国民健康保険と国民年金が基本
会社を辞めて会社員でなくなると、基本的には「国民健康保険」と「国民年金」に切り替わることになります。
国民健康保険 会社員時代の健康保険組合から抜けることになり、住んでいる市区町村が運営する国民健康保険に加入することになります。保険料は、前年の所得や世帯の状況によって計算されます。FIRE直後は、会社員時代の所得が反映されるため、保険料が高くなる可能性がある点には注意が必要です。僕もこの点を調べてみて、「FIRE直後の数年間は、会社員時代の所得が影響するから、保険料が高めになるかもしれないな」と気づき、計画に余裕を持たせる必要性を感じました。
国民年金 会社員時代に加入していた厚生年金から抜けて、国民年金に加入することになります。国民年金は、基本的に定額の保険料を支払う形になります。厚生年金に比べて将来受け取れる年金額は減る可能性が高いですが、老後の生活を支える大切な制度であることには変わりありません。
任意継続という選択肢も 会社を辞めた後、条件を満たせば、最長2年間は会社員時代の健康保険を「任意継続」できる制度もあります。この場合、保険料は全額自己負担になりますが、会社員時代の健康保険組合の給付内容を継続できるメリットがあります。ただし、任意継続の保険料は、会社員時代の給与水準によって決まるため、国民健康保険と比較してどちらが有利かは、個人の状況や自治体の保険料率によって異なります。
これらの選択肢を調べてみて、僕が感じたのは「会社負担がなくなる」ということが、想像以上に大きなインパクトだということでした。FIRE後の生活費を考える上で、社会保険料の支出をしっかり見積もっておかないと、思わぬ出費で計画が狂ってしまうかもしれません。
バリスタFIREなら社会保険を確保できる?
完全に会社を辞めてしまうのではなく、FIRE後も週に数日だけ働いたり、パートタイムで働いたりする「バリスタFIRE」という選択肢もありますよね。僕もこのバリスタFIREには興味があって、サイドFIRE・バリスタFIREの記事でも詳しく書いたことがあります。
バリスタFIREの大きなメリットの一つが、社会保険を確保できる可能性がある、という点です。一定の労働時間や収入などの条件を満たせば、会社員として健康保険や厚生年金に加入し続けることができます。
この場合、会社が引き続き保険料の半分を負担してくれるため、自己負担額を抑えることができます。さらに、厚生年金に加入し続けることで、将来受け取れる年金額を増やすことにも繋がります。
完全にリタイアして社会保険料を全額自己負担するのと、バリスタFIREで働きながら社会保険に加入し続けるのとでは、FIRE後のキャッシュフローに大きな違いが出てきます。このあたりも、自分のFIRE計画を立てる上で、重要な検討ポイントになりそうです。
大事なのは「早めに調べて、計画に組み込む」こと
社会保険制度は、僕たちが思っている以上に複雑で、住んでいる自治体や個人の状況によって、適用される制度や保険料が大きく異なります。だからこそ、「FIREしたらどうなるんだろう?」と漠然とした不安を抱えるのではなく、具体的な情報を集めて、自分の計画に落とし込むことが大切だと感じました。
まずは、自分の住んでいる市区町村の窓口や、年金事務所のウェブサイトなどで、最新の情報を確認することをおすすめします。制度は改正されることもありますし、インターネット上の情報が常に最新とは限りません。必ず公式な情報源で確認するようにしましょう。
そして、FIRE後の生活費を考える際には、社会保険料の支出をしっかり見積もっておくことが不可欠です。僕も、FIREに必要な資産の記事で書いたように、FIREに必要な資産を計算する際に、この社会保険料の負担を考慮に入れる必要があると改めて認識しました。
まとめ
今回、FIRE後の健康保険と年金について調べてみて、僕が特に重要だと感じたポイントは以下の4点です。
- 会社員時代は会社が社会保険料の半分を負担してくれていたが、FIRE後はその負担がなくなる。
- 基本的には国民健康保険と国民年金に切り替わるが、任意継続という選択肢もある。
- バリスタFIREなら、働きながら会社員として社会保険に加入し続けられる可能性がある。
- 社会保険制度は複雑で、個人の状況や自治体によって異なるため、必ず公式情報を確認し、FIRE計画に組み込むことが重要。
FIREは資産形成だけでなく、その後の生活設計全体を考えることなんだと、改めて実感しました。これからも、一つずつ疑問を解消しながら、着実にFIREへの道を歩んでいきたいと思います。
※このブログは僕が調べたこと・考えたことの記録で、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。